サンタさん一緒に飲もうよ

12月14日。ほろ酔いのサラリーマンや客引きらでいつもにぎわう東京・新橋のSL広場。ちょうど17時。ジングルベルの音が響くと、蒸気機関車の車体が赤や青、紫色などのグラデーションに。雪の代わりにシャボン玉も降った。よく見ると、運転席にサンタクロース。「そういえばクリスマス間近、サンタさんも飲みに誘うか」。行き交うおじさんたちは足を止めて微笑んだ。高いところから矢沢の永ちゃんもニンマリ。

1周5㌔、皇居外苑の楽しみ方

 

健康を取り戻すために歩き始めたコースが、東京都千代田区の皇居外苑だ。1周約5㌔。JR有楽町駅を降りると、ザ・ペニンシュラ東京とニッポン放送の通り沿いを抜けながら、簡単なストレッチをしている。日比谷濠、二重橋、大手濠、竹橋を経てやや上り坂に。乾門、代官町通り、千鳥ケ淵の交差点を過ぎると、深い桜田濠が続く向こうに国会議事堂など霞が関の官庁街が見え、視界も広がってくる。三宅坂を下り、警視庁のある桜田門が見えればもう一周だ。

 

春の桜、秋にはイチョウなど四季の移り変わりを感じながらウォーキングを楽しめるのがいい。調子がよいと走ってみるが、どうしても長続きしない。周りはほぼランニングにはまっている人たちばかりで、フォームがかっこいいのだ。私も走れるようになりたい。私を次々と追い抜いていくランナーは、みなフォームを水平に移動しているようだ。それを身につけたいのは山々だが、ただ見ているだけで56年が過ぎた。

 

この秋は天皇、皇后両陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」などがあり、皇居周辺には警備にあたる警察官が普段より多かった。ところで代官町通りの坂の途中に見張り所がポツンとある。警察官が24時間立ち番をしているが、蚊取り線香をたいていてほんわかするのだ。慣れ親しんでいるにおいに誘われ、警察官にあいさつするのも日課だ。

菊の花に平和をこめて

20191026日、晴れ。菊花展が東京都渋谷区の明治神宮の参道で開かれていた。黄色や白の大輪の花と独特な甘い香りが楽しめ、とくに都内の農業高校生が育てた小さな菊にうっとり。菊は、鎌倉時代に菊の花を刀剣に刻ませてから、皇室のご紋章となったと専門家に聞いたことがある。4日前から新天皇が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が始まり、明るい令和時代を願うも、この日のような澄んだ日差しのもとで見る菊の花は、平和そのものだ。

銭洗弁財天宇賀福神社

2019年10月20日、晴れ。神奈川県鎌倉市佐助にある銭洗弁天に行ってきた。ここでお札や小銭を洗うと何倍にも増えるという。キャッシュレス化が進む現在は、iPhoneをごしごし洗えばたくさんチャージされるのでしょうか。最近のiPhoneは防水機能があるしなあ…そんなことを思いながら千円札と100円玉を洗った。数年前、妻と二人で訪れたが、今回は義弟にもいいことがありますようにと三人で祈願。このあと鎌倉大仏殿高徳院そばのカフェに寄ると、メニューのなかで季節限定のマロンガレットが一番目立ち、妻の胃袋にしっかりおさまった。お札数枚もしっかり飛んでいった。